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オルソケラトロジーって何?


「オルソケラトロジー」って知ってますか?


今話題の「オルソケラトロジー」とは、特殊なコンタクトレンズを装着することで、
近視の角膜形状を正常な形に矯正し、裸眼視力を回復させていく最新近視治療法です。


治療に用いる「オルソレンズ」は、夜間着用と連続着用の二つのタイプがあります。


夜間着用のレンズは、就寝直前にレンズを装着し、起床時に取り外します。
昼間は裸眼ですごせます。


連続着用は24時間〜1週間の着用が可能で、レンズを取り外すと、レンズを装用した時と同じように矯正効果が長く続きます。日本では、夜間着用が主流です。


オルソケラトロジーの世界での歴史について


オルソケラトロジーは、アメリカが発祥の地で1940年代から研究が重ねられてきました。


その後、1970年代、アメリカ国立眼科研究機関でオルソ部門を設立。
本格的なオルソケラトロジーの研究開発が開始されました。


これまでアメリカで120万人以上の治療実績があり、他にもカナダやオーストラリア、
台湾、中国、韓国など世界中のたくさんの国でこの治療法が行われています。


世界的にオルソケラトロジーの有効性と安全性が受け入れられ、
子供から高齢者にまで幅広い屈折異常患者にオルソケラトロジーの治療が
行われています。


その安全性から、アメリカ連邦航空局にて良好な視力が要求される定期航空便
パイロットの近視治療法としてオルソケラトロジーが認可されています。


オルソケラトロジーの日本での歴史は?


日本ではようやく2000年5月に上陸しましたが、当初は眼科専門医の間で
就寝中の装用への安全性に懐疑的な意見もあがっていました。


その後国内の大学数校で研究が進められ、
2006年には第21回日本眼内レンズ屈折手術学会で報告された研究結果で
「角膜内皮細胞の減少」や「重症角膜炎」などの合併症も見られないことが
明らかになりました。


これまでは外国からの輸入レンズに頼っていましたが、
2009年4月に日本初のレンズが認められました。
また、さまざまな視力規定のある各種資格試験でも
オルソケラトロジーの治療方法が認められています。


オルソケラトロジー」のしくみは?


「オルソケラトロジー」のしくみをわかりやすく説明してみましょう。


(1)患者の目標矯正視力に合わせたオルソレンズを、角膜の上にのせます。


(2)オルソレンズの装用中、レンズは角膜を正常な形に矯正する働きをします。
内側の溝の部分で涙が交換されて、角膜に必要な水分、酸素、栄養素が補給されます。


(3)通常、一晩レンズを装着した後、このレンズを取り外しても角膜はレンズを装用した時の形状を維持します。その結果、裸眼であるのに「よく見える」ということが起こります。


オルソケラトロジーのしくみの動画はこちら


オルソケラトロジーの治療の流れ


オルソケラトロジーの治療は、一般的には次のような流れて行われます。


1. カウンセリング:
お肌の状態を検査し、オルソケラトロジーについての説明を受けます。


2. 適応検査と説明:
各種検査を行い、適応・不適応の判断を行います。


3. テストレンズの貸出し・装用:
取扱説明、装用説明を受けて、テストレンズで効果を体感します。


4. テストレンズ装用後の検査:
各種検査を行います。


5. レンズ注文、装用開始:
検査の結果、使用可能となった場合、レンズを注文します。


6. レンズのお渡し:
一人ひとりの目に合ったレンズを作るため、2週間程度後に取りに行きます。


7. 定期検診:
1週間、2週間、1か月、3か月、6か月、9ヶ月、1年後に定期検診を受けます。


オルソケラトロジーで視力がどの程度回復するか?


人によって違いますが、一般的には、
0.1の視力であれば0.8から1.0以上まで回復すると報告されています。


オルソケラトロジーが向いている人とは?


通常、オルソケラトロジーは、次のような人に向いています。


(1)次の対象年齢に該当する人
「オルソケラトロジー」は、5才から65才と幅広い年代を対象として治療できます。
子供にも安心して適用できます。


(2)レーシック手術が不安な人でこの治療に興味がある人
オルソケラトロジーは、手術ではなく、オルソレンズ処方という治療となり、
いくぶん心理的不安は軽減されるでしょう。


(3)通常のコンタクトレンズと同様な管理ができる人
就寝前に、オルソレンズを装着し、朝起きて、取り外す夜間着用が主流です。
眼科医の検査と診療に基づき、適切なオルソレンズを選択して、
日常的に自分でレンズを普通の酸素透過レンズ同様に管理していくことになります。


(4)治療期間に納得できる人
オルソケラトロジーは、即効的に効果があがるものではなく、
1日で近視が矯正されるものではありません。一定期間、就寝前に
オルソレンズを装用しつづけることで効果がでてきます。


最大の矯正効果を得るまでには一般的に2〜3週間くらいかかります。
安定した矯正視力が得られるのに通常1〜2ヶ月前後に得られます。
この時点でよく見えるようになっています。


そして、治療効果を把握するため、定期健診に通院することが必要です。
一般的な定期検診のスケジュールは、翌朝、3日、1週、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月です。


(5)ライフスタイルが次のような人
・メガネやコンタクトレンズを装用することが不向きな仕事についている方
・職業的に作業環境がホコリや危険などの理由でメガネやコンタクトレンズを装用することができない方
・日中、コンタクトレンズ装用するのが苦手な方
・花粉症やアレルギー症状があり、コンタクトレンズトラブルが心配な方
・水泳やアウトドアスポーツなどを裸眼で楽しみたい方


オルソケラトロジーが向いていない人とは?


反対に、次のような人にはオルソケラトロジーは向いていません。


(1)強度の近視、乱視の方


(2)中程度以上の遠視の方


(3)高度のドライアイの方


(4)角膜、水晶体、網膜に病気のある方


(5)医師の指導を守った適切な使用ができない方


(6)円錐角膜などの医師が不適切と判断した場合 等


オルソケラトロジーのメリットとデメリット


オルソケラトロジーのメリット


(1)角膜に柔軟性のある18歳未満に近視の進行を抑制する効果があること。


一般に近視は25歳ぐらいまで進むと言われていますが、
近視の進行過程にある若い人がオルソケラトロジーを装用
した場合に近視の進行が止まったという研究報告があります。


この研究結果は専門家の間で広く認識されているため、
多くの眼科医が若い人の近視治療にオルソケラトロジーを薦める根拠となっています。
これは若年者にとってのオルソケラトロジー最大のメリットとも言えるでしょう。
※ただし個人差があり、必ず効果があらわれるわけではありません。


(2)5歳〜65歳くらいまでの幅広い年齢層の方が着用可能


(3)手術ではないので、治療を止めれば角膜の形を元に戻すことができること。


手術ではないので安心ですし、もし治療の途中で「自分に合わない」と思ったら
装用を中止すれば、自然に角膜の形状は元に戻ってゆきます。
通常のハードコンタクトレンズと扱いが同じで、リスクは同程度です。


(4)夜間装用をすれば昼間は裸眼で過ごすことができること。


オルソケラトロジーのデメリット


(1)定期的なレンズの着用と、医師の定期検診を受ける必要があること。


オルソケラトロジーはその特性上、定期的にレンズの着用をしなければいけません。
レーシックであれば一度手術さえすればその後は良好な視力を得られることが多いですが、
オルソケラトロジーはあくまで一時的に角膜の形を変えるだけなので、
レンズの装用を止めれば視力は元に戻ってしまいます。


また、眼に異常がないかどうか定期的に医師の診察を受ける必要があります。


(2)強度の近視、乱視の方には使用できない場合があること。


オルソケラトロジーによる視力矯正には限界があり、強度の近視や乱視の方には医師から使用許可がおりないことがあるようです。つまり、だれでもオルソケラトロジーを使えるとは限りません。メガネでしたらどんな人でも使用可能でしょうが、「使用に制限がかかる」ということは一種のデメリットでしょう。


ただし、これは角膜の形状や柔軟性でも変わってきますので、一概にどれくらい以下なら効果があらわれにくいとは言えません。強度の近視や乱視の方は自己判断をせずに医師に相談してみましょう。


(3)装用開始初期は視力が安定しにくいこと。


装用開始直後は視力が安定しにくいため、日によって良く見えたり見えなかったりということがあります。これは安定期になるまで装用を続けるしか対応策がありません。


(4)安定期になっても視力が不安定になる日があること。


うつぶせに寝た場合にまぶたに圧力がかかり、レンズが瞳の中心から少しズレてしまう場合があります。オルソケラトロジーは瞳の中心にフィッティングされた時に視力が最も良くなるように設計されているため、瞳の中心からズレたまま矯正されると良好な視力を得ることができません。


これは治療の安定期になっても起こることがあり、仕事で運転などをされる方は職務に支障をきたすこともあるので、そのようなケースも考えて医師に相談しましょう。


(5)コンタクトレンズなので、『充血』、『涙目』、『炎症』といった異常が起きることがあること。


オルソケラトロジーもやはりコンタクトレンズです。コンタクトレンズとしてのデメリットは当然あります。コンタクトレンズは瞳に直接接触するものなので、ある程度のリスクはあります。もし眼に痛みなどを感じたらすぐに装用を中止して、医師に相談してください。


オルソケラトロジーの費用はどれくらいかかる?


(1)使用開始一年目の費用


使用開始1年目に15万円〜25万円ほどかかります。
この費用は初回の適正検査、定期健診、テストレンズ代、オーダーレンズの作成費、洗浄液や点眼液のようなケア用品代など、治療するに当たっての全ての費用を含んだものです。


(2)レンズの更新代


レンズには耐用年数があり、患者の使用状況にもよりますが、約3年に一度作り変えなければなりません。このときには当然新たな作成費がかかります。医院にもよりますが、両目で7万円前後はかかるでしょう。


(3)ランニングコスト


日々のレンズのケアにも当然維持費がかかります。
例えばレンズの洗浄液や、装用する時に使う点眼液などです。これは通常のコンタクトレンズの維持費用と変わりありません。


レーシックとオルソケラトロジーの比較


「オルソケラトロジー」と「レーシック」の違いについてまとめてみましょう。


(1)手術の有無


レーシックの場合は角膜に外科的な手術を加えます。角膜を削って形状を変化させ、光の屈折率を最適なものに変えることで視力の改善を目指すからです。よって、一度手術を行うと角膜の形を完全に元に戻すことはできません。


これに対し、オルソケラトロジーは手術はせずに、あくまで角膜の形状を変化させるだけなので、もし思ったような効果があらわれない場合は治療を中止すれば角膜の形状は元に戻ります。つまり、治療の中止ややり直しも可能なのです。


レーシックの場合は手術に成功し、安定した状態になれば患者側ですることは定期検査を受けることぐらいです。しかし、オルソケラトロジーは治療を止めると角膜の形状が元に戻ってしまうため、定期的にレンズを着用しなければなりません。


(2)治療可能な年齢


レーシックの治療可能年齢は18歳〜60歳ぐらいまでです。これに対し、オルソケラトロジーは5歳〜65歳ぐらいなので、オルソケラトロジーの方が治療を開始できる年齢が低く、幅広くなっています。この治療開始年齢は大きな差と言われています。


(3)レーシック手術の後のオルソケラトロジー


レーシック手術後、中には期待したほどの視力を得られないケースもあります。
そこで、レーシック手術を受けた後に目標とする裸眼視力まで届くためオルソケラトロジーを併用する患者さんも少数ながら存在します。


例えば、「視力「0.1」から「1.0」を目標として手術を行ったが、術後の視力が「0.5」までしか届かなかったために、「0.5」から「1.0」をオルソケラトロジーで補う」といった場合です。


しかし、この場合注意すべきことがあります。治療開始時点ですでに患者の角膜が削られているという特殊な状態なので、レンズのデザインが難しくなります。


レーシック手術を受けたということを医師にはっきりと伝え、オルソケラトロジーによる治療が可能かどうかをしっかりと相談しましょう。このようなことに理解と経験のある医師の下で治療を受けるのが安全でしょう。



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